2008年08月20日

「高校生の頃に山田詠美を読まなくてよかった。」について

なんか山田詠美についていろいろ書きたくなります。なんでだろう。でも、なんか人に話したくなる種類の読書体験ってありませんか?その本の好き嫌いとか、良し悪しは別にして。

さて、山田詠美について検索していて、一番面白かった文章がこれ。

わたしは、ずっと、山田詠美を避けていたような気がする。

とか言うと大げさだけど、やっぱりそうなんだと思う。
山田詠美だけじゃなくて、「ああいう感じの小説」全部を。

特に高校生までの私がそうだった。
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posted by aye(あい) at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月16日

山田詠美と恋愛

恋愛感情って、時にややこしくて、扱いがやっかいで、不意に恋に落ちたりすると、「またやってしまったな」と焦るようなものでもあるけど、山田詠美を読むと、それがとても素敵なものに思えてくる時がある。恋したいな、とか、(少なくとも読んでる間は)思っちゃったり。

私は、他人が恋をするのを、まるで、何かの症例のように見なしていて、それを観察するのが好きだった。誰もが、同じような原因によって右往左往する。そして、誰もが、それを自分にだけ特別に起きた事件としていつくしんでいる。おかしな人たち。私はそう思ったが、そこおかしな人たちの中には自分も含まれているのを知っていた。自分は、少しも特別な人間でない。恋の繰り返しは、自分自身に、それを確認され続けることに過ぎなかった。

「眠りの材料」(『4U』より)
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posted by aye(あい) at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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