2008年08月14日

初音ミクは何故売れたか

今さらという気もしますが、初音ミクについて。

といっても、初音ミクって、意外と知らない人もいるんですよね。念のために説明しておくと、初音ミクとは、音符と歌詞を入力すると、初音ミクという疑似の歌手がそのメロディーを歌ってくれるソフトです。YouTubeとかで検索すると動画がいっぱいヒットします。

で、それだけだと、「ふーん」という感じなんですが、初音ミクはそれだけじゃないんですよね。だから売れたのですが、僕も実はつい最近まで、どうせよくあるその手のソフトかな、と甘く見ていました。実際にこの手のソフトは昔からあります。でも、それは一部の物好きな人たちのものでした。確かに、コンピュータが歌う、といえば凄そうな気がしますが、実際のところはやっぱり、何となく機械臭さが残っていて、歌手としての魅力そのものが書けていた。確かに、音は正確にとってくれるかもしれない。でもそれは、人で例えるならば、歌がめちゃくちゃ上手くて、誰が見ても明らかにプロフェッショナルなんだけれども、上手いこと以外に取り柄がないから結局売れない、という感だった。

じゃあ初音ミクは何が良いのか?

それは、「声質」そのものです。

このブログに、

初音ミクは「アイドル」とか「アーティスト」と言える存在なんですよ。


とありますが、そんな感じかもしれません。

初音ミクの声そのものに、なかなかの魅力がある。例えば、「あー」と歌わせただけで、なんか聞き入ってしまうような味があります。軽くうっとりしたり。

そして、これが一番大事なのですが、初音ミクの声は、何となく拙い感じがします。幼い、とはちょっと違うけれども、妙に味のあるつたなさがある。

初音ミクは、パソコンに歌を歌わせるVOCALOID2シリーズの一つなんですが、いままでのVOCALOIDだと、なんだかんだいってコンピュータっぽさが耳に付いていました。どんなに上手く歌っても、所詮はは機械、みたいな感じを常に受けていました。

ところが初音ミクの場合は、元々の声が拙いので、それが気にならない、というか、逆にイイ!けなげにがんばっている感じが出ているので、多少拙くても、「いいよいいよ、上手く歌えなくても、一生懸命頑張ってるんだから」と逆に応援したくなってしまう。

これは、非常に上手いこと出来てますよ!だって、欠点を良いところに変えてしまったんだから!

そんなわけで、初音ミクは、VOCALOIDの特徴に見事はまる個性をもったソフトとして、爆発的に売れたのでした。そして、そのバランスは非常に微妙なところ。たぶん、拙かったらどんな声質でも良いわけじゃなく、初音ミクのあの声だからうまくいったんだと思います。(そういう意味で、VOCALOID2シリーズの新作、「がくっぽいど」は全然だめだと思う・・・)

もちろん、初音ミクがヒットした要素には、パッケージのキャラクターとか、そのたもろもろのマーケティングとかがあると思いますが、声質自体も重要な要素です。
posted by aye(あい) at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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